年の瀬のご挨拶

2025年もあと1日。年の瀬のご挨拶レターです。
青山ゆみこ 2025.12.30
誰でも

皆さん、こんにちは。
昨日レターが届いたのに、「あれ?また来た。この忙しいときに!」ではないでしょうか……。失礼いたします。明日はもうひたすらぼんやりすごそうと思うので、一日早めに「年末のご挨拶レター」をお届けすることにしました。

突如思い立って、the Letter運営者のハマモト青年にメールしたのが今年の元旦。

そこからすぐに打ち合わせをして、6日には最初の最初のレターをお届け。してから、なんともう一年が過ぎているなんて……びっくりです。

わたしの「2025年」は、考えてみれば、レターに始まり、こうしてレターに終わるのだと思い当たります。

これまでお届けしたレターは51本(だそうです)。時にお休みし、半休しつつも、12カ月も続けてこられたことに、誰よりも自分が驚いています。

「なにをやっても続けかない、あんたが……」と両肩をがしっと掴んで、「あんただってやればできるんだぜ」と揺さぶりたい。そんな気持ちです。

あえて触れないでいたのですが、人生で何度目かのトライとなった「日記」も、やっぱりりフェードアウトしてしまったことをサポートメンバーの皆さんはよくご存じのはず(つらい)。

なにも言わず、ただ見守ってくれていたことを、本当にありがたく(どこか申し訳なくも)感じていました。わたしは本当に日記が書けない。憧れはあるけれど、もう諦めがついた気もします。

日記は書けなくても、こうして12カ月も、毎週お手紙を書くことはできる。できた。
それはひとえに、読んでくれる皆さんがいてくれたから。それに尽きます。

このthe Letterって、メールの開封率もわかるんです。届いてすぐに読んでくれる人、数日経ってゆっくり開いてくれる人。読み方もそれぞれのことでしょう。一度開封しても何回かにわけてちょっとずつ読んでくれる人もいたんじゃないかな(そこまではわたしにはわかりませんけれど)。

必ず読んでくれる人がいる。コメントをいつもくださる人もいた。それはもうとんでもなく励まされていました。わたしのやる気を燃やしてくれるのは、なにより「読んでもらえる」ってことなんだなあ。

2月以降は「サポートメンバーの登録」をお願いしたので、サポーターになって、執筆支援を継続してくれた人たちがいます。

なにかの行為に対して「お金じゃない」なんて言い方があります。わたしには、それはそうだけど、それだけでもない。やっぱりお金をわざわざ出してくれる人がいることは、とっても大きなことでした。「このレターは特別」という気持ちがいつもあります。

無料で読んでいただくレターにも添えていますが、サポートメンバーの方々のおかげで、普段のレターが書けている。メンバーのみなさんには、言い足りないけど、重ねて御礼申し上げます。

今年は単著は出せていないのですが、漫画家の細川貂々さんと4年ほど一緒に大事にあたためてきた企画を、『相談するってむずかしい』(集英社)という共著というカタチにすることができました。

お会いした方に感想を聞かせていただくことも多く、届いてほしい方に届いている感触もあり、とっても嬉しいです。これからも大事にしていこうと思っています。

つい先日は、写真家の繁延あづささんに読んだ感想エッセイをご寄稿いただきました。

これまでに書いていただいたご寄稿も共有させてください。それぞれの方の話が沁みます。

■校正者・牟田都子さん
『オープンダイアローグを経験して感じた「回復の力」』

■装丁家・矢萩多聞さん
『たき火を囲むように、ひとりひとりの言葉に耳をすませる場所』

■ライター・近藤雄生さん
『自分の中にある「弱さ」を大切にしたい

さて、たまたまですが、今年は短い随筆を掲載いただいたエッセイ本が2冊出ました。

1冊は、牟田都子さんが編者となった『贈り物の本』(亜紀書房)。

皆さんのご寄稿がすばらしくて、わたしも大好きな一冊です。「2025年に読んだ本 10冊」に入れたかったんだけど、自分が関わっている本を入れるのは……と最後の最後に外したのでした。でも、ぜひ読んでいただきたい本です。わたしも二人の友人にこの本を贈りました。

もう1冊は、日本文藝家協会 編『ベスト・エッセイ』(光村図書)。

単純に選出いただいたことが光栄ですし、中学の頃からひたすらエッセイを読んできて、大人になってエッセイを書いてきた自分に対して、大きなひとつの区切りになった気がしました。

あとは、『元気じゃないけど、悪くない』(ミシマ社)が中国語繁体字で翻訳されて、台湾の高寶書版から出版されました。表紙に猫がいるのがちょっと泣けます。「大きな窓の小さな部屋」もイラストに入っていることも。

2015年に刊行した『人生最後のご馳走』(幻冬舎)は、2016年に韓国版が出版されたのですが、自分が書いたものが、またこうして海を渡って、異なる言語で誰かに読まれることの不思議を想います。

今年は海外には行けなかったけど(もう5年ほど行ってない)、来年はどこかに行けたらいいなあ。なんてことも思ったり。

そんなこんなでわたしの2025年を振りかえってみると、わあ、なんか良い一年だったなあ。
「ゲンナイ会」や「話を聞きます」でもたくさんの出会いがあって、本があって、本屋さんに行けて、こうしてレターでも皆さんとつながれて、それがなにより嬉しかったです。本当にありがとうございます。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。

(おわり)

1月のことでゆるっとお知らせを2つ添えます。

●2026年最初の「ゲンナイ会」は24日(土)朝の開催です。まだ受付可能ですので、よろしければ〜。詳細はこちらのnoteより。

●マンツーマンのインタビューセッションのような、ちょっと真剣なお喋りのような。
「話を聞きます」の1月受付はこちらより(土曜がほぼ埋まっています)。

ご興味ある方、気を楽にご参加ください。

無料で「青山ゆみこのレター」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら

読者限定
世知辛い物件探し
誰でも
読み初め&『ほんのちょっと当事者』(ちくま文庫)のこと
読者限定
2025年に読んでよかった本の話
サポートメンバー限定
続・めまいを巡る冒険(2)お酒編
読者限定
指先のじんじんにご用心
サポートメンバー限定
続・めまいを巡る冒険
読者限定
エコモードの三連休に、一気読みさせてくれた本
読者限定
それが「贈り物」だったと後からわかるって、素敵なこと