今週のレターはお休みです、のお知らせ。

自分でも驚くほど本が読めていない今日この頃。そんなわたしが「これは読まなきゃ、自分のために」と目から血が出そうに必死に文字を追う本に出会いました。という話はまた改めて……というお休みおしらせ。
青山ゆみこ 2026.05.04
誰でも

大型連休のまっただ中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
がっつりお休みの人もいれば、飛び飛びだったり、むしろ世間のお休みの日こそ稼働日といった人もおられることでしょう。

わたしは連休に読もうと発売を待ち構えていた本があり、版元さんの発売告知を目にするやダッシュで三宮のジュンク堂書店さんに買いに走ったり、「遠方から友来る」で久しぶりに電車に乗って海沿いの街の本屋さんに出向いたり、一昨日はお休みの日の朝からイベントを開いてくださった地元のマイ本屋さんに対談トークを聞きに行ったり。

「お休みの日の楽しみ」として本屋さんに行けてますね、わたし。嬉しい。

でも、考えてみれば、本屋さんの人はお休みしてないから「休みの日に本屋に行ける」のだなあ。めちゃくちゃ当たり前のことだけど。

「世間のお休みの日にお休みしていない人」のおかげで、わたしはいろんな時間をもらえている……改めて、すべての本屋さん、ありがとうございます。

いえ、もちろん本屋さんに限らず、ご飯屋さんや、ケーキ屋さん、服屋さんも(きりがない)。

そんなふうに誰かに感謝できるのは、こうしてお休みできて、自分の気持ちにどこか余裕ができているからかもしれません。やらなきゃいけないことマウンテンだけど、この連休中はやらない(きっぱり)。あとで困るかもしれないけど、やらない(断言)。

そんなわけで、ほんとうはした方がいい仕事も視界から遠ざけて、わたしは本を読んでいます。少しずつ少しずつ。密度がすごいのと、わたし自身の生活と関連しているので、「あの時のあれは」「あの背景にこんなことが」「あれとこれは、こう関連していたのか」……と記憶の断片が次々とつながって、本を開いている間も、閉じたあとも、ずっとひたすら読み続けているような気持ちでいる1冊を。

奥山俊宏著『兵庫県告発文書問題』(岩波書店)

書店発売5/1以降、いきなりすごい反響を呼んでいる。Amazonでは2日で在庫切れで入荷待ちなのに総合6位を疾走中。MARUZENジュンク堂書店のサイトで店舗在庫の検索をすると、もう全国で数箇所の本屋さんにしか在庫がないようです。関東だと池袋本店、関西だと梅田本店とか。※5/4(月)15時の情報です

書店発売5/1以降、いきなりすごい反響を呼んでいる。Amazonでは2日で在庫切れで入荷待ちなのに総合6位を疾走中。MARUZENジュンク堂書店のサイトで店舗在庫の検索をすると、もう全国で数箇所の本屋さんにしか在庫がないようです。関東だと池袋本店、関西だと梅田本店とか。※5/4(月)15時の情報です

……と書き始めたら、書きすぎて止まらなくなって、しかもまだ読んでいるところなので、これはダメだ!! と強制終了。読了後に整理してお届けしたいと思います。

もし、先にどんな本か知りたい、という方がいたら、この記事がお勧めです。「

熊田安伸『記者のための災害前線報道ハンドブック』刊行!
@Kumada_SlowNews
奧山俊宏さんの新著『兵庫県告発文書問題』。本書の79ページでご紹介いただきましたように、奥山さんに論考を書いてとお願いしたのは不肖わたくしめでございました。

その論考も再掲されています。奧山さんのことを知らない方も結構いるので、こちらに書いてみました👇

slownews.com/n/n868597374fd7
声高に論を語る風潮と一線を画すジャーナリスト兼研究者ならではの仕事。法と資料と出来事をひたすら「整理」する奥山さんの『兵庫県告発文書問題』が必読なわけ|SlowNews | スローニュース「20万字の原稿を書いたんだけど、なかなか出版ができなくて」 という奥山俊宏さん(上智大学教授)のボヤキを聞かされたのはslownews.com
2026/05/04 12:04
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「調査報道」というのは、本当に地味で大変で、この本を読んでいると、そんな仕事に対して「尊い」という言葉を使いたいです。

前述の熊田さんの記事のなかから、一文をここに挙げさせてください。

〈昨今、デマが広がったあとのファクトチェック=「デバンキング」にはあまり効果がなく、あらかじめ正しい情報を広めておく「プレバンキング」という方法の方が効果的だと注目を集めています。

本書は、兵庫県の告発文書問題から見ると「デバンキング」ですが、公益通報をめぐる次の問題にとっての「プレバンキング」の役割を果たしてくれることでしょう。

こうした書籍が資料として存在することは価値のあることだと思います。〉

わたしも読みながら、奥山俊宏さんの書かれた『兵庫県告発文書問題』が、一級の資料として存在することに、とてつもない価値、意味と意義を強く強く感じます。

この本は、兵庫県に関係ない、関心がない人の生活にも大きな意味をもつことでしょう。

ああ、ダメだ(中途半端に書いてしまう手をぐっとおさえる)。

さて、お休みの方も、お休みじゃない方も、どうぞ良い一週間をお過ごしください〜。

(おわり)

※サポートメンバーの方に読んでいただく『「歩く」を巡る冒険(3)』は来週以降にお届け予定です。懲りずにお付き合いくださいませ〜。

このレターは、有料サポート支援くださっているサポーターの方々のおかげでお届けできています。サポートメンバーの皆さんには感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございます!!

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