帯状疱疹ワクチン接種で考えた。あらゆる制度はわたしの生活のためにある
皆さん、こんにちは。
一週間、早すぎやしませんか……。3月がもう明日で終わりではないですか。いろいろ遅れ気味なので、考えただけでどきどきしています。
今週は第5月曜ということでレターはお休みさせていただきます(お店の定休で、第5○曜日は休み、みたいなあれです)って書いていたら、長くなったので、お休みじゃなくなりました。なんのこっちゃ。
サポートメンバーの方に読んでいただく『「歩く」を巡る冒険』の続きは今少しお待ちください。なんかこう、「今」は違う話を聞いてもらいたい。そんな気持ちなんです。ごめんなさい。
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先週の金曜日、帯状疱疹のワクチン接種に行きました。神戸市では50歳以上の市民にワクチン接種補助金制度があり、4000円+実費で予防接種ができます。
50をすぎると発症リスクが高まるという帯状疱疹。わたしの周りでも、ほんとに多いんですよね。発症すると、体の片側にピリピリとした痛みを伴う水ぶくれを生じると聞きますが、そのピリピリが相当痛そうで、背中に出て寝られないほど痛いとか。辛さがハンパなさそうです……(人によると思いますけれど)。顔の周りに水ぶくれが出る人も結構いて、目の近くだと失明の危険さえあるとか。
発症したら、治療は早ければ早いほどよいようです。早急に受けて比較的軽症ですんだ人もいますので、ピリピリした痛みがきたら、「帯状疱疹」の可能性もあるってこと、頭のなかに置いておいてくださいね(わたしは漬物石みたいにどすんと置いてます)。
わたしが帯状疱疹を強く意識するようになったのは、ちょうど50の誕生日を迎える前あたり(メンタル不調の直前)。リアルの知人がSNSで帯状疱疹について投稿しているのを目にしたことでした。彼(男性)は以前に発症して、また再発して、その痛みがたえがたいという呟きでした。読むだけで本当につらそうで、彼はそんな自分の体験から、予防接種の重要性も繰り返し呼びかけていました。
誰かが必死に言ってくれたから、わたしも「気をつけなきゃ」と思えた。そんな経緯で、誕生日を過ぎてしばらく経った頃、予防接種に行ったのでした。
この帯状疱疹ワクチンには2種類あり、めちゃ乱暴で簡単な説明でいくと、1つは発症率が低く効果が長く(10年ほど)持つ「お値段高め」不活性ワクチン(4〜6万円)。もう1つは、発症率はそこそこで、かつ5年ほどでほとんど効果がなくなるといわれている「庶民価格」の生ワクチン(8000〜1万円)。
ネットにたくさん情報があるので、詳しくはこんなサイトを参照ください。
値段がかなり違うけど、そのお値段どおりに効果もあるようで、余裕がある人は不活性ワクチンがお勧めと聞くことが多いです。
でも、当時、わたしは「たけー」と躊躇して、さらには知り合いのお医者さんから「わたしは前に気軽な生ワクチンを打った」と耳にしたのもあり(10年後は不活性ワクチンを打たれていましたが)、「とりあえず」って感じで近所の内科クリニックで接種しました。自費治療なので9000円くらい。気軽といっても安いわけでもない。でも、おかげでこの5年、発症することなく過ごせたように思います。「安心」は十分もらいました。
前述のように、不活性ワクチンは10年ほど有効といわれているけれど、わたしが接種した生ワクチンは5年ほど。そういえば、そろそろ5年か。ほんと早いな。
気がついて、再び接種しようと思い、ネットで検索していたところ、そういえば5年前にはなかったけれど、今は神戸市にはワクチン接種の補助制度があることを思い出しました。
その情報に辿り着いてみると、なんと、今月(2026年3月末)で補助が終了すると書かれているではありませんか。
神戸市では、2026年度(4月)以降、帯状疱疹ワクチンは、65歳以上の人に向けた定期接種の補助制度がスタートするのだそうです。それに伴い、現行の「50歳以上は」という枠がなくなります。
そんなことを3月の上旬に知って、慌てて神戸市保健局のHPから申込み、数日で申請が受理され、1週間後くらいに接種券が届いた。その時点で3月半ば。
大至急、関連医療機関に接種申込みをしたところ、接種予約が入ってから病院が手配するので、「1週間後から接種可能です」と教えてもらいました。
ていうか、もう日がないやん。4日程くらいしかない。なんとか予約を入れて、滑り込むように打ってもらったのが金曜日(27日)だったというわけでした。
前回はまだ神戸市には補助制度がなくて、補助なしの実費で接種したのですが、せっかく利用できる制度があるなら、利用したいものですよね。
この地域で暮らす市民の健康に配慮してつくられて制度を、わたしが市民として使うか使わないかは自分で選択すればいいのだけれど、そんな選択肢があるってことを知っておくって大事だとやっぱり思います。
補助は1回だけですが、一度でもこうして制度を利用してみると、病気の予防や治療についても知識が増えるし、自分が制度の運用されている地域で暮らす住民なんだという意識も高まるというか。
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今回、この神戸市の帯状疱疹ワクチン補助制度の見直しを知るなかで、神戸市は65歳以上の高齢者の健康対策に力を入れ直していることを実感しました。
神戸市は、この10年ほど前から(いや、もっと前かな)、市街地の再開発にすごく力を入れていて、それは三宮とか元町の都市部だけでなく、周辺や郊外の住宅地なんかでもそうです。
とくに、こどもが遊べる公園、うちの近所のジャングルジムとブランコくらいしかない公園でも前面やり替えの工事をしていたり(最近歩くようになって気づきました)、子どものいる若い世代に向けた街づくりを本当に積極的に進めていると感じます。少しでも人口を増やしたい。子どもを育てたいと思える街を……と必死です。結果、わたしにもそれは悪くありません。きれいな公園を散歩できるの、嬉しいから。
とはいえ、高齢化対策にも力を入れています(もう日本全国そうだと思いますが)。
今回わたしが知った帯状疱疹ワクチン接種の制度改変も、「50歳以上」というぼやっと広い設定から、「65歳以上の定期接種」に切り替えたことで、市として、市民の健康についてどういう予測を立てているか見えたような気がしました。
高齢者がどんどん増えるから、少しでも「健康」を維持してもらおう(それが市として医療費負担の軽減にもつながるし)。なんて感じでしょう。
「制度」っていわれるとなんかこう堅苦しい感触を持つけれど、知ってみると、すごく生々しい。「わたし」にとって大事な、切実なもの、生活なんだなって思う。
だから、まずは自分に関係するものから。せめてリアルに生活に関係することから、知っていけたらと思うのです。
ちなみにわたしは神戸市の「ネットモニター」というものに登録していて(市民なら応募できるごくハードルの低いものです)、月に何度か届くアンケートに、ちくちくちくちく真面目に答えて提出しています。医療、災害、自然環境、福祉制度などテーマは多様ですごく広くて、いま市が行政としてなにに関心をもっているのかを知ることもできます(なんか市の広報みたいな文言になってきた……回し者ではありません。笑)。
そうそう、少し前に交通手段に関するアンケートがあって、市バスを使う頻度などに加えて、自転車利用についての設問もあったんです。
わたしは原稿を書く勢いで「その他の要望」を記入しました。車道の左端に自転車通行用の専用道路を確保してくれ、駐輪場の不足を改善してくれと、田中正造のように前のめりの直訴をこりこり、こりこり書きました。
今、起きている現状、国政に対して、内閣府をはじめ「意見フォーム」からたくさんの人が自分の思っていることを、要望を書いて送っているのではないでしょうか。わたしも書いて送っています。
あれだって、誰がどう読んでくれるのか、自分の意見がどう反映されるのか。ほんまに読んでくれるんか!? と正直、期待するのも微妙というくさくさした気持ちになりそうになる。
だけど、書いて送る自分には意味がある。モヤモヤする思いを書いてみると、「このわたしの意見はつまり『国防』に関するものなのか!」と、初めてそんなふうに考えた、気づいたりとか。もうその時点で、意見が通るとかの前に、少なくともわたし自身には意味がある。自分がそんな問題意識を持っていたのだと知ることで。
ワクチン接種の制度の変更について知るなかで、やっぱほんと知るってなにより大事だと思った。
地方自治体の独自の小さな制度が枝葉だとしたら、わたしが暮らす日本という国の根幹を成すルール(持っている権利)が明文化されているのが日本国憲法です。
もうとんでもなく大事なものだ。深く感じています。
改憲反対。戦争反対。
4月も言い続けていこうと思います。
(おわり)
次回こそ、サポートメンバーの方への続編をお届けできたら。と思いつつ、毎日耳に飛び込むニュースや、デモのこと、思うこと多すぎて、なにを自分が話したいのか、皆さんは読みたいのか。迷っているのも正直なところです。メンバーの皆さんのお考えなど、またよければコメントくださいね。
デモのことはツイッターでケンシロウのように連打しています(泣きながら)。4月すでにいくつもの集会が予定されているようです。関西ではスタンディングにたくさんの人が参加されていることを知り、また泣いています。あの雨のなかのペンラの光もずっと忘れません(めちゃくちゃ寒かったことでしょう)。どなたのスピーチもしみました。うぅ。
3/28の「オタクによる反戦デモ」はライブをオンライン視聴していたのですが、スピーチや寄せられたメッセージがめちゃくちゃすばらしくて、作品づくりにかかわっておられる表現者だからでしょうか。受け取る人たちのまなざしが目の前にあったからでしょうか(国会前に3800人ほどの方が集まったと読みました)。「無名のヒーローなんかいない」「みんな名前があるんだ」というお話をしてくださった方がおられて、落涙。検索するとYouTubeでアーカイブが見られると思います。わたしも何度も見ようと思っています。
昨日の新宿もどこでもドアが欲しかった……。
いろんなデモに神戸から連帯します(心は)。
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【お知らせ】
4月18日開催の「抱樸」奥田知志さんのツアーイベント、たくさんの方にお申込いただいています。ありがとうございます!! 大きな会場なのでお席はまだまだあるようです。奥田さん、釈徹宗先生のサイン会もありますので、ぜひお越しくださいませ〜。参加費1000円〜。神戸ポートオアシスにて(三宮湾岸エリア)。
あ、そうだ。今日ツイッターで知ったのですが、4月6日(月)に「抱樸」奥田知志さんと校正者の牟田都子さんの対談があるそうです〜〜。YouTube「ほうぼくチャンネル」にて20時からLIVE配信(無料)。楽しみです!

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