Macひと筋25年、もう別れたい。のだけれどー
少し前から愛用機であるMacBookAir2019年モデルの調子が悪い。本体が時々すごい高熱を出し、内臓のファンがなかなかのうなり声をあげることが増えた。
しかも、zoomなんかをしていると、急に「ああ、うう……」と固まっていたかと思えば、ばたりと倒れたり(落ちたり)してしまう。再起動して戻って、個人的なおしゃべりだと「ごめんねー」で済むけど、仕事の場だと滝のように冷や汗が流れる。仕事にならない。そんなわけで、7月の頭から、いくつかのオンライン取材をリスケしていただいて、各所に謝り倒していたわたし……。
これはほっておくとヤバい。重病なのかもしれない。
Macの場合は、救急病院みたいな窓口(Appleサポート)があり、シリアルナンバーが保険証番号のようなものとなって、番号を告げると「ああ、はい、青山さんですね」とMacの品番や仕様などを把握して、診察、治療サポートをしてくれる。
もちろん、ネットにも「病歴のある先輩」がうじゃうじゃいるから、サポートセンターに頼らずとも参考になる症例がすぐに見つかり、自力で治癒できるなんて場合も多い。でも今回は、みるからに重症、すぐに救急コールした。何度もお世話になっている。
いつもどおりまず予約して、順番を待つと、大変親切で我慢強い「中の人」が診察室に現れて(イメージです)、問診、(画面共有しながら)触診してくれる。一つずつ「ここが患部かな?」というところを検証していったところ、まず無駄に起動しているアプリケーションが山ほどあり、削除した。またWi-Fi設定も見直して、だいぶ起動にかかる負担を減らすことができた。
いうなれば、よけいなものを着込みすぎて&荷物に持ちすぎて、自分で自分の負担を増やしていたみたいな感じだろうか。いらないものを断捨離し、使わないものは引き出しの奥に戻して、本当に必要なものだけを持って外出してみると、身軽でさくさく動けるようになった(というイメージ)。
Appleサポートの技術力、サービス力の高さには驚かされる(回し者ではありません)。超仕事ができるシニアソムリエみたいに、なにより気遣いが行き届いている。パソコン音痴でも、卑屈にならずにすむ心配り。「お前はこんなこともわからないのか!」というイライラが、声ににじんだりなんて、絶対にしない。修業を積んだ禅僧のような心の静まりぶり……。ありがたいことです(高僧を拝むような気持ち)。
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というのとは別で、またすぐに新たな問題が発覚したのがこの7月だったのです。
やっぱり相変わらずすぐに高熱が出る。ていうか、普段からめっちゃ体温高くない?
自宅だと電源ケーブルにつなぎっぱなしなので、バッテリーのアイコン部分にコンセントのピクトが出ていて気づかなかったが、夫のパソコンに電源を貸した際に、初めて気づいたのが「修理サービス推奨」という文字の存在だった。
もしかすると、MacBookAir2019モデルくん(わたしのなかではMacの愛用機は、そのときに付き合っている男のようなイメージなんです)の、この隠れ熱中症みたいな症状は、バッテリーが原因なのかもーーー(高速ファン音などは消えたのに熱だけが出ているので)。
あかん。
というわけで、再びAppleサポートにコール。かくかくしかじか。すると今回は即座に「バッテリー交換が必要です」という要修理の診断が告げられた。
やっぱそうか。歴代のMacBookもすべてバッテリーがダメになり、買い替えたという経験がある。バッテリーは消耗品で、しょうがない部分だと諦めている。Mac公式は「4年」を目安にバッテリーの寿命を想定しているらしい。オリンピックなのか!?
確かにわたしのMacBookAirは2019年に購入したものだ。今年でもう6年目か……。