猫とわたしと鈴木さんちの三姉妹(今週のレターはお休みです)

毎週月曜にお届けしているレター。今週は間に合わない、なんとか水曜日に!と思っていたけど無理でした……。猫の話を書こうとしていたんですぅ。という「お知らせレター」のアーカイブ記事です(こちらの事情)。
青山ゆみこ 2025.06.05
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皆さん、こんにちは。

月曜日に間に合わなかったのですが、今日の夕方にはお届けしようと思っていたレター。ごめんなさい。全方位ばたばたしてしまい、間に合わなさそうというか、絶対に無理。涙。そんなわけで「今週のレターはお休みです」のご連絡することにしました。

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書きたかったのは猫の話なんです。

2020年6月に、14年近く一緒に暮らした愛猫のシャーが長い眠りにつき、それから少し経った頃、ご縁があって姉妹猫がうちにくることになり、以来、人間ふたり、猫ふたりで同居しています。

姉妹猫が来たのは、彼女たちが月齢2カ月ほどの小さな子猫の頃。今はごく当たり前に家族のような存在ですが、でも実は、1年ほど、いや2年、3年くらいは、自分にとって初めての猫でもあったシャーを忘れるのが怖い気持ちもあったんです。姉妹猫に対する情がいつの間にか深くなるにつれ、あんなに特別に思っていたシャーを裏切っているような、うまく言えない複雑な気持ちが、ぐちゃぐちゃ混在していました。

姉妹猫は民家の床下で生まれて保護された野良猫さんです。誕生日は明確ではありませんが、2020年6月頃だそうです。なので、この6月で彼女たちは5歳になりました。

あんなに小さかった子猫も、立派な成猫になり、ふたりはとにかく仲が良く、なんていうか「絆を分かちがたい超強力なふたり組」という感じで、わたしは「おまけの同居人」というポジションのように感じます。

シャーとわたしは「特別な相棒」というふたり組だったので、猫たちに混ぜてもらえないさみしさを感じつつ、でも、だから今の「猫たちと自分」は案外うまくやれているのかな。

なんてことを、実はレターでめそめそ書いて、皆さんに聞いてもらおうと思っていたわけですが、もうこれで十分(聞いていただき、ありがとうございます。押しつけ、すみません)。

最近、ライターの鈴木智彦さんちに子猫が3匹やってきました(めちゃくちゃ小さい)。

わたしはツイッター(現X)を開く度、まず「鈴木さんちの猫パトロール」をして、スマホに顔を押しつけて、子猫の匂いを吸いこんだり、画面を指でなでて「かわええ、かわええ」と呟いています。

実はシャーがいなくなったあと、他の猫たちを見るのもつらい気持ちになっていました。いま同居している姉妹猫のことが、シャーと比べるでもなく、また「違う」特別な存在と思えるようになってから、再びよその家の猫さんたちも(最近は犬も)、見ているだけで「幸せでよかったね」「誰かを幸せにしているんだね」と泣きそうになるようになっています。

そんなふうになれた自分にどこか安堵するような気持ちで、鈴木さんちの三姉妹にハートを鷲摑まれている今日この頃。

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