更年期障害とホルモン充填治療。この不調は自律神経のせい(たぶん)
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
わたしは先週はぐっだぐだでした。いやあ、今年の花冷え、とんでもなくキツかったことないですか。涙目。
とくにキツかったのは火曜日、水曜日あたり。その少し前から、また冬に戻ったという「最高気温10度」みたいな日が続き、その後、13度とかそんな感じだった神戸。
気温、気圧の変化が自分に大きく影響する(振り回される)と実感するようになったのは、わたしの場合は50の急カーブの頃。
49〜51歳のあたりは、山を攻めているときのバイクだったら、ほとんど地面に顔がつきそうにコーナリングしていた感じでした。ここを踏ん張らないと、気を抜いたらもう終わり。身体がもうわけわかんなくてぶっ倒れて寝こむしかない、みたいな。
長めの時間軸でとらえると年単位でもあるけれど、更年期の不調って、日々の小さな変化の連続という気がします。
なんていうか、体感的なイメージですが、朝はすっきり晴れ上がった青空だったのに、昼前ににわかに暗雲が立ちこめて、ありゃと驚いていたら今度はビー玉みたいなヒョウまでぼっこぼっこ落ちてきた。痛いよ、痛い。
半泣きになってたら、またさあっと雲が消えて、なんということでしょう、虹が立って、きれいだな。うっとり。でもそういえばなんですか、この湿気蒸し蒸しは? 言いようのない不快感というか。身体の内側は熱がこもっているのに、手足指先は凍えそう。自分が暑いのか寒いのか、もうわからないよ。うわーん。
そういうのを、どこまで我慢するものなのか。更年期だから、みんなが通る道だから、大騒ぎしないようなことなのか。でも、わたしは「みんな」じゃないから、つらい、しんどい。
なんてことが「言いにくい」ってことも、もはや更年期の症状のひとつに思うのです。
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わたしが初めて「これは更年期の不調では!?」と婦人科に駆けこんだのは、睡眠障害の中途覚醒が出はじめた2017年のこと。
でも、血液検査でホルモン数値を測ったら、まだそこまで、という結果。なのでとくに治療はなかった。
ただ、「更年期」というのは閉経の前後10年くらいの長い期間を指すことを知ったり、閉経前のさほど変化を感じないあたりの時期は「プレ更年期」にあたることを教えてもらったり。ずいぶんと更年期知識がアップデートされた覚えがある。
婦人科では経過観察ということになり、以来、ホルモン数値を定期的に測るようになった。
手元に46〜52歳頃の検査結果票が一部残っていたので、エクセルでグラフ化してみたところ、まさに50前後の体感にぴったりハマるグラフの線。
可視化されると、「でしょう!!!」「ですよね!!!」と認めてもらえたようにほっとする。原因がわからないことに耐えられないもどかしさを、「うん、うん」とうなづいて、そっと肯定してもらえたような。「気のせいじゃないよね!」って。
グラフのように大きくホルモンバランスが変化した51歳のとき、ホルモン充填治療(HRT)を始めることになったという次第でした。